軍忠状
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軍忠状(ぐんちゅうじょう)とは、中世日本において、参陣や軍功などを証する書類。
中世日本において武士同士の主従関係は、御恩と奉公により成り立っており、主人の軍事行動に当たり家来が手勢を引き連れ参陣し、又は戦場において軍功を挙げた場合(奉公)、主人はこれに対し、本領を安堵したり、新領地を恩賞として与えたり(新恩給与)すべきものとされていた。 そのため、後日の恩賞のため、参陣や軍功の事実を証する必要が生じ、かかる文書が主人名にて発給されることになった。
主人側にて書類を起案・交付するケースと、家来側にて書類を作成し、そこに主人の花押、証判を受けるケースがあるようである。
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