足4の字固め
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足4の字固め(あしよんのじがため、figure four leg-lock)は、プロレス技のひとつ。
クロスした足の形が数字の「4」に見えることから命名された。古典的な技だが、プロレスが生んだ合理的かつ最強の関節技のひとつ。古くはバディ・ロジャースの得意技として知られるが、日本においてはザ・デストロイヤーによって一般的に知られるようになった。
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[編集] 技のかけかた
- ザ・デストロイヤーの場合
仰向けに倒れている相手の左足を取り、スピニングトーホールドのように体を回転する。相手の右膝のあたりに取った左足を上に乗せ、その上から自分の左足をかぶせるようにロックする。脚が太ければ太いほど強烈に締まり、容易には外れない。裏返しの姿勢になると、技をかけている方が痛い(力道山対ザ・デストロイヤー戦は裏返し合戦になった)。デストロイヤーとは左右の足を逆にして技をかける事もできる。現在でも多数のレスラーが使っているが、昔ほど必殺技のイメージではなくなっている。
[編集] 「足4の字固め」を得意技とする主なレスラー
[編集] 派生技
- パワーズ・ロック(8の字固め):ジョニー・パワーズ
足4の字と同じ形。足を8の字に固めていたのではない。単に「足4の字より2倍効く」という意味。
- 腕4の字固め
- グランドクロス200(ナガタロック)
変型の足4の字固め。
[編集] その他
徳光和夫は局アナ時代に「うわさのチャンネル」という番組で、ザ・デストロイヤーにこの技をかけられながら、その痛みを実況させられた事がある。それ以降、多数のお笑いタレントがこの技の餌食になった。