貨幣博物館
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貨幣博物館(かへいはくぶつかん)は、日本銀行金融研究所内のワンフロアに設置されている博物館。
1982年(昭和57年)に日本銀行創立100周年を記念して設置され、1985年(昭和60年)11月に開館した。
日本銀行本店に隣接し、館内には古代から現在に至るまでの日本の貨幣、軍票、記念硬貨などが順路毎に展示されている。世界の貨幣・紙幣を見ることも出来、また、1億円分の紙幣の重さを体験出来るコーナーもある。
目次 |
[編集] 施設内順路
- 1.こうして貨幣は誕生した ―物々交換から物品交換へ
- 古代に物品貨幣として使用されていた石製の矢じりなどが展示されている
- 2.皇朝銭のロマンと挫折 ―わが国初の貨幣発行
- 3.海を渡ってきた銭貨たち ―中国銭の使用
- 4.黄金と戦国武将の見果てぬ夢 ―江戸時代幣制の芽生え
- 5.金、銀、銭を使った人々 ―独自の幣制の成立
- 6.度重なる改鋳と民衆のとまどい ―幣制の安定と動揺
- 7.新しい時代の夜明け ―明治初期の幣制混乱
- 8.コインもお札も文明開化 ―円の誕生
- 9.福の紙幣(かみ)「大黒天」の登場 ―日本銀行の設立
- 10.信頼される「円」を目指して ―金本位制から管理通貨制度へ