警部補
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警部補 (けいぶほ 英語Assistant Police InspectorまたはLieutenant)は、警察の階級の一。 日本の警察では警部の下、巡査部長の上。
[編集] 概要
警部補の階級は、警察法第62条に規定され、警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部に次ぐ第7位に位する。役職としては都道府県警察の本部の主任、警察署の係長、交番所長等を務め、警察実務では現場監督的な役割を担う。機動隊等の部隊では、小隊長となる。
通常採用試験に合格し都道府県警察に採用された場合(いわゆるノンキャリア)、階級は巡査を初任とするが、国家公務員I種試験に合格し警察庁に採用された者(いわゆるキャリア)は警部補を初任とする。ノンキャリアの場合、巡査部長としての実務経験が大卒者で2年以上、短大卒者(もしくはそれと同等の資格を有する者)で3年以上、その他の者(高卒者等)で4年以上あれば、警部補への昇任試験の受験資格が与えられる。
[編集] 統括警部補
警部補は基本的に1つの係・班の主任若しくは係長の役を担うが、警視庁など大規模な組織編成の警察においては、1つの係・班に複数の警部補を置く制度を採っており、同じ警部補の中にもリーダー格となる人物を配置する必要が生じた。よって現在では警部への昇任試験の際に2段階の合格ラインを設け、警部まで届かずとも2段目の合格ラインに達した成績の者に「統括警部補」という1つ上のランクを与え、他の警部補に対して指揮命令を下すことが出来る位置づけを行っている。この統括警部補は責務の上昇が伴うことから、給与面では警部と同じ待遇が与えられている。 制服勤務の場合は、警部補の階級章の上に金色の統括警部補章を着装しているため識別は容易。
日本の警察官の階級・序列 - | ||||||||||
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階級外 | 第1位 | 第2位 | 第3位 | 第4位 | 第5位 | 第6位 | 第7位 | 第8位 | - | 第9位 |
警察庁長官 | 警視総監 | 警視監 | 警視長 | 警視正 | 警視 | 警部 | 警部補 | 巡査部長 | (巡査長) | 巡査 |