親衛隊少佐
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親衛隊少佐(しんえいたいしょうさ)とはドイツ語の SS-Sturmbannführer の訳語の一つである。英米の研究書では訳さず原文を用いるが、敢えて訳す場合には陸軍の階級呼称を利用して SS Major と訳される。日本語では逐語訳し親衛隊突撃大隊長、あるいはSS大隊指揮官と訳される場合があるが、実際に突撃隊でもなく、大隊を指揮する部隊長でない場合が多く、表意文字文化に慣れた読者を混乱させる。またドイツでも最近の研究書では陸軍の階級呼称を併記している。
また、Sturmbannführerはナチ党の組織に共通する階級呼称であり、SA-Sturmbannführer、あるいは NSFK-Sturmbannführerという応用もある。突撃隊少佐、SA少佐、NSFK少佐である。
[編集] 知られている親衛隊少佐
- エリッヒ・ケムカ (Erich Kempka) ヒトラーの専用運転手
- ハインツ・リンゲ (Heinz Linge) ヒトラーの従卒
- アルフレート・ナウヨックス (Alfred Naujocks) グライヴィッツ事件の実行者