西林寺 (西脇市)
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西林寺(さいりんじ)は兵庫県西脇市にある真言宗の仏教寺院。山号は栢谷山。 別名あじさい寺といい、あじさい数万本が植生する「都麻乃郷あじさい園」を有する。
白雉2年(651年)、法道による開創と伝わる。 平安時代中期に恵心僧都により中興された。江戸時代初期(1665年)に播磨西国三十三箇所第20番霊場に選ばれる。
目次 |
[編集] 仏像
- 十一面観世音菩薩(本尊) - 県指定重要文化財、平安時代中期作
- 不動明王(脇仏)
- 毘沙門天(脇仏)
[編集] 伽藍
- 本堂 - 江戸時代文化年間 (1804年~1818年) の再建、方形造、桟唐戸、外陣に藤田石崖の格天井画が残る。
- 庚申堂
- 鎮守戎神社
- 十三重の石塔 - 江戸時代中期造立
- 西脇聖天堂
- 仁王門 - 江戸時代以前建立、仁王像二体と増長天・持国天の二天王を安置
- ケンケンさん
- 笹倉忠兵衛顕彰碑
- 唐子つばき - 県指定天然記念物、推定樹齢約200年
[編集] 都麻乃郷あじさい園
西林寺伽藍に隣接しており、広さ約1万2千m2の敷地に約100種類、数万本のあじさいが植生する。 毎年6月にあじさい祭りが開催される。
[編集] 所在地
兵庫県西脇市坂本455