藤岡神社裏遺跡
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藤岡神社裏遺跡(ふじおかじんじゃうらいせき)は、栃木県藤岡町大字藤岡にある縄文時代の集落跡である。旧渡良瀬川左岸、現渡良瀬川右岸、渡瀬遊水池の西側に位置する。
[編集] 概要
藤岡神社裏遺跡は、藤岡神社を中心とした藤岡台地上に広がる縄文時代中期から 後期にかけての遺跡である。 平成3年に下水処理場建設のため発掘調査が行われた。その際、多くの遺物が出土した。 特に、30体以上の人骨が発掘され、全身が見つかったものもあった。 また、土製品の出土が多く、耳飾りや土偶、ミニチュア土器などが見つかっている。
[編集] 現況
藤岡神社の一の鳥居をくぐるとまず、台地をおり沼地の中を道が通っている。 周囲の土地を見回すと、ここは全て遺跡があるのではという気持ちにさせる。 藤岡神社の入り口付近に車を停め歩いて神社の北に行くと良い。 下水処理場ができており、そこに説明板がある。 神社の裏手にある川が旧渡良瀬川と思われる。