藤堂高興
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藤堂 高興(とうどう たかおき、宝暦6年6月13日(1756年7月19日) - 安永6年3月12日(1777年4月19日))は、伊勢久居藩の第9代藩主。父は本家の津藩第7代、久居藩では第5代の藩主である藤堂高豊(高興は八男)。母は側室の小森氏。官位は従五位下。弾正忠。
1756年6月13日生まれ。幼名は夏菊。初名は藤堂高行。1775年12月28日、兄で先代の藩主である藤堂高朶の養子となって、兄の隠居により後を継いだ。桜田防火使に任じられる。藩政では藩士の生活改善に努めた。しかし1777年3月12日、疱瘡が原因で22歳の若さで他界した。結婚していなかったために実子が無く、後を養嗣子の藤堂高衡が継いだ。法号:威徳院殿厳浄自凄大居士。墓所:三重県津市寿町の寒松院。