芸術テロ
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芸術テロ(げいじゅつ - )とは社会一般的に受け入れられない方法で、芸術家が自らの作品を発表する事。時に非合法手段に頼る事もある。多くの物は稚拙なレベルだが、中にははっと目を見張るような、正に「芸術的」と言って良い物も存在する。ユーモアとウィットに富んでおり、けしからんと思いつつも作者の遊び心にくすりと笑ってしまうものもある。
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[編集] 特徴
最も一般的な芸術テロは、壁などへの落書きである。街中を歩いているときにふと見かけることも少なくない。だが、これらの大半は意味のない文字の羅列か、罵倒語などで、モチーフがあるものは少ない。
人目につきやすい所に設置する場合が殆どで、作業は人目をはばかるため夜間や人の少ない時間帯に行われる。
[編集] 芸術テロリスト
「芸術テロリスト」のあだ名を持つ英国の芸術家バンクシーは、メトロポリタン美術館や大英博物館などの館内に、自らの作品を無許可で展示した。当然、他の展示物とは全く趣旨の異なる物だったが、作品は場に溶け込み、発見されるまでに数日かかったといわれる。