美術 (職業)
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美術(びじゅつ)は、テレビ番組や映画(ビデオ)、舞台等のスタッフ。 舞台における美術は舞台美術も参照のこと。
一般に大きく分けて5つの分野に分かれる。
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[編集] 大道具
大道具(おおどうぐ)は、セットを組み立てる仕事。
パネルと呼ばれるベニヤ板を補強したものに壁紙や着色で一面だけ仕上げた壁を組み合わせて部屋や外壁、コンクリート塀などに見せかける。 バラエティ番組やニュース番組の背景。 棚やカウンター等造り付けの家具も含まれる。 一般的な大工は、壊れない物を作り上げることに対し、大道具は建て込んだセットの撤収を前提にしていることである。再びパネル等の状態に戻し、他の場所で使ったりする。
[編集] 小道具
小道具(こどうぐ)は、家具や雑貨などを用意する仕事。
俗にヨゴシ等と呼ばれ、家具や家電、雑貨など生活感を演出する。 腕時計や携帯電話などは持道具(もちどうぐ)、その他を装飾と区別されることもある。 制作会社やスタジオによっては、例えば警官隊の拳銃、ヘルメットは小道具で、ホルスター、ブーツは衣装という、混乱を招くことがある。
[編集] 特殊美術
特殊美術(とくしゅびじゅつ)は、既製品が無いもしくは入手が困難な物を作る仕事。
着ぐるみ、フリップ、模型、レプリカなど。 ニュースに登場する政治家人形、事故現場のモデルなども含まれる。 特撮やSFXもこの区分に入る物がある。
[編集] 総合美術
総合美術(そうごうびじゅつ)は、セットデザインから造形、小道具、撮影立合いまでを引き受ける仕事。
上記の美術業務全てを網羅する会社。元々は細分化されていなかった職種だった為創業が古い会社はこのタイプが多い。
[編集] 美術制作
美術制作(びじゅつせいさく)は、デザイナー等から仕事を受け各分野に発注代行をする仕事
テレビ局の中に有ることが多い。仕事自体はアートディレクターに近い。
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