維摩経
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維摩経 (ゆいまぎょう、ヴィマラキールティ・ニルデーシャ・スートラ、vimalakiirti-nirdeza-suutra、विमलकीर्ति निर्देश सूत्र )
基本教義 |
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縁起、四諦、八正道 |
三法印、四法印 |
諸行無常、諸法無我 |
涅槃寂静、一切皆苦 |
人物 |
釈迦、十大弟子、龍樹 |
如来・菩薩 |
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部派・宗派 |
原始仏教、上座部、大乗 |
地域別仏教 |
経典 |
聖地 |
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ウィキポータル |
大乗仏教経典の一つで、サンスクリット本、チベット語訳と3種の漢訳(支謙訳、鳩摩羅什訳、玄奘訳)が現存する。一般に用いられるのは鳩摩羅什訳『維摩詰所説経 』(ゆいまきつしょせつきょう)である。
内容は明らかに般若経典群の流れを引いているが、大きく違う点は、一般に般若経典は呪術的な面が強く経自体を受持し読誦することの功徳を説くが、維摩経ではそういう面が希薄である。
中インド、バイシャーリーの長者ヴィマラキールティ(維摩詰、維摩、浄名)が病気になったので、釈迦が菩薩や弟子達に見舞いを命じるが、以前に維摩にやりこめられているため、誰も理由を述べて行こうとしない。そこで、文殊菩薩が見舞いに行き、維摩と対等に問答を行い、最後に維摩は究極の境地を沈黙によって示した。全編戯曲的な構成の中に旧来の仏教の固定性を批判し、在家者の立場から大乗の空の思想を高揚した初期大乗仏典の傑作である。