純水
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純水(じゅんすい)とは、不純物およびイオン成分を除去した水である。一般にろ過や蒸留により不純物を除去した水を精製水と呼び、これをイオン交換樹脂により脱イオンしたものを脱イオン水と呼ぶ。狭義には脱イオン水が純水であるが、蒸留水や精製水も純水と呼ぶことがある。
純水の純度はイオン量で決定されるが、通常測定が簡単な比抵抗(比電気抵抗)で評価される。水は極くわずかの部分が水素イオンと水酸化物イオンに電離する為、純粋な水にも必ずイオンが存在し、比抵抗の理論値は18.3MΩ・cmとなる。これに対して1~10MΩ・cmの範囲を純水と呼ぶ場合が多い。これより純度の高いものは超純水と呼ばれる。ちなみに、平均的な水道水の比抵抗は0.02~0.08MΩ・cmである。
<参考> 導電率は比電気抵抗の逆数である(MΩ・cm=1/(μS/cm))。