紅忍 血河の舞
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『紅忍 血河の舞』(れっどにんじゃ けっかのまい)は、2005年3月3日に発売されたプレイステーション2専用ゲームソフト。
北米・欧米では『Red Ninja: End of Honor』として、プレイステーション2とXboxで発売されている。
[編集] 概要
業界初のセクシーワイヤーアクションと銘打って発売された本作は、攻撃・移動に使える鉄弦、誘惑、壁走りとすばやい移動でくノ一らいしいプレイを体験することが出来る。パッケージとは裏腹なハードな内容で古き良きゲームスタイルを持つ。
日本版と北米版の差は、鉄弦で敵を斬り殺すと「首」「胴」「足」の三箇所で部位切断が行われる所である。 また、部位切断も出血も起こらないドイツ版も存在する。
日本での発売に際して色々なキャンペーンが行われた。秋葉原では主人公の紅のコスプレをした店員が接客をし、店内でプロモーションを流すなどしている。また橋爪友里が紅に扮してゲーム誌にアピールを行うなど力の入ったものであった。しかしながら売れ行きは芳しくなく日本版公式サイトも閉鎖され、攻略本なども出ていない。
良い意味でも悪い意味でも硬派であるが、クリア特典や(アイテムなどの)引継ぎが無いためやりこみ要素が少ないのが欠点である。
- 制作:Vivendi Universal Games
- 開発:トランジスタジオ
- キャラクターデザイン:D.K
- 演出・脚本:佐藤信介/トランジスタジオ
- テーマソング:石田燿子/Foolish Dream
[編集] キャラクター
- 紅(くれない)
- 本作の主人公。武田の鉄砲技師の一女として生まれる。父の死後忍びの里で育つ。
- 紅の主な任務は暗殺とされているうようで、後述する明美とは明らかに装備などが異なる。
- ゆったりした着物の袖口には暗器、鉄絃が仕込まれておりこれを主武器として戦うようだ。
- また、肉体的にも恵まれておりふくよかな乳房と臀部、美しい脚はくのいちとしては天賦のものであろう。
- その巨乳を小さな着物に押し込んで、脚と下着を惜しむことなく見せながら敵を翻弄する。
- 忍の里で初めて出会った明美を実の妹のように慕っている。
- 日本版の声優は安達祐実、北米版では工藤夕貴。
- 明美
- 主人公と同じく武田に仕える忍び。蟲使いであり蝶を操る。その蝶は行く先々で紅に様々な助言をくれる。
- 紅と異なり偵察・斥候などの任に当たり、先行して潜入してサポートすることが多いようだ。
- 任務が進むにつれ、危険を顧みず様々な忍具を紅に渡してくれる。それは明美にとってもまた姉同然の存在であるからだろう。
- 体格は小柄であり、紅に比べてスレンダーである。偵察任務が主体のためか紅と異なり武器をそれほど携行していないようだ。紅がゆったりした袖を持つ着物であるのに対し明美は袖のまったく無い仕様になっている。
- 紅に比べ、精神的に幼い面があり時として無謀な行動をしてしまうようである。その性格ゆえ本作においても悲劇を招いてしまう。
- 日本版の声優は小林沙苗である。
- 千代女(ちよめ)
- 武田信玄に仕え、武田忍軍の長である。信玄は勿論その息子、勝頼からも一目置かれる存在である。
- 紅を助け、忍びに育てた人間でもある。立場からだけでなく個人的にも信玄に絶対の中世を誓っている。
- しかしながら息子の勝頼とは相容れないものがあるようである。
- 紅に織田が入手(開発)した新型兵器を破壊、もしくは奪取するように命じる。
- 忍軍の長であるだけにその実力は強大なものである。彼女の実力は本作中で見られるであろう。
- また信玄への究極の忠誠を具現化させた行動も考えさせられるものがある。
- 日本語版の声優は水島由子である。