粕壁
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「かすかべ」の表記は何度か変更されている。
南北朝時代(14世紀)、新田義貞の家臣春日部氏が当地を領地としたことから「春日部」の地名が生まれたとされるが、その後江戸時代正保年間(西暦1645年頃)には「糟壁」、元禄年間(西暦1700年頃)には「粕壁」の字が使われていたと言われている。
ともかく江戸時代中期以降、「かすかべ」は「粕壁」と表記されてきたが、1944年に南埼玉郡粕壁町と内牧村(現在の春日部市栄町・梅田・内牧)が合併した際に春日部町とし、表記を改めた。
ただし、粕壁という表記の地名は、現在も八木崎駅周辺で行政地名(2005年10月に庄和町との合併により、大字は廃止されている。)として残っている他、春日部駅東口周辺の住居表示にも採用されている。例えば、春日部駅は「春日部市粕壁一丁目」にある。なお、「春日部市春日部」という地名は存在しない。
区画整理前は現在の一ノ割の一部から中央1~8丁目、南1~3丁目の一部、粕壁1~4丁目、粕壁東1~6丁目、緑町6丁目、緑町2丁目 が大字粕壁だった。
ちなみに東武鉄道の春日部駅は、開業時から1949年まで粕壁駅と名乗っていた。