米谷達也
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米谷 達也(よねたに たつや、1963年 - )元 代々木ゼミナール講師(数学担当)。 現在 大学受験予備校プリパス代表取締役社長、辰已法律研究所講師、大宮法科大学院大学の学生(夜間主3年制コース・現在3年次)でもある。
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[編集] 人物
筑波大学附属駒場中学校・高等学校を経て、東京大学工学部卒業。2004年4月より大宮法科大学院大学(ロースクール)に在籍。 数多くの生徒を東大に送り込んだ大学予備校講師である。法科大学院入学に必要な適性試験対策予備校講師でもあり、自身のブログで実施団体の問題作成ミスの批判をしている。ブログでは他にも法科大学院での生活のほか、ルービックキューブの解法や有名大学の数学入試問題の解説、自身が唱えるチャンピオンベルト理論についての詳細な解説記事もある。
[編集] チャンピオンベルト理論
2005年08月05日付のブログ[1]に詳細な解説がある。 高校生向けと一般向けがあるようである(高校生向けは以下の第一のパートの部分のみ)。
- 「学歴社会の終焉」の、予備校講師の立場からの宣言
- 法曹資格そのものは目的ではなく手段であることの言明
- 弁護士という職業の源流を踏まえた比喩
以上3つのメッセージからなり、法科大学院入学の動機となったらしい。(以上、米谷の「知恵の館」blog校より引用)
また、週刊朝日記者のインタビューに対して以下のような回答をしたとのことであるが、米谷自身はこの要約には納得されていないようである。
- 僕はこれまで『東大卒』というチャンピオンベルトを締めてきたけれど、
- そろそろ耐用年数が過ぎ、すり切れてきた。
- だから今度は『司法』という新しいベルトを手に入れたかったんです
(以上、『週刊朝日』 2004年4月23日号 『「法科大学院あなたも狙える」社会人入学 2000 人の「履歴」主要20校調査』より引用)
[編集] ルービックキューブ
これを抜きに米谷を語ることはできまい。この手のパズルのオリジナルともいえるルービックキューブ(3*3*3)のほか、ルービックキューブリベンジ(4*4*4)、ルービックキューブプロフェッサー(5*5*5)、さらにはAlexander's Star(正二十面体に類似した形状) 、Megaminx(正十二面体)などの詳細な解法をブログで開陳している。 実社会では、特に役に立たないのが残念ではある。
[編集] 蛇足判決理論
2006年9月1日より自身のブログにおいて毎日1回ずつ掲載されている記事。「司法のしゃべりすぎ」で時の人となった井上薫元判事による近著「でたらめ判決が日本をつぶす」にインスピレーションを得て連載を継続している。チャンピオンベルト理論とともに自身の代表作となる可能性が高い。掲載時期が大宮法科大学院の新学期とも重なり、米谷にとっては法科大学院最後のクールでもあることから、多方面から反響を得ている。
[編集] 言行録
米谷はブログ上で以下のような言動も行ったとの情報がある。
- 何回も司法試験を受けている人への侮辱
- 米谷に批判的な人に対し、「地裁から仮処分決定を取得した」と言い張り、また、名誉毀損罪に絡んで刑事告訴をすると主張し、批判的な人を虚偽と恫喝で牽制しようとした
- 「措置入院」をストーカー事案の対処方法においての「カード」という言葉で表現した(注:「措置入院」制度はそもそもストーカー対策ではないし、実際に措置入院の現場を見た人ならば、そのように悪ふざけして「カード」などと口にできるような代物ではないことが分かろう。措置入院を受ける本人も周囲の人も心痛で、深刻な制度である)
その他ブログでは「被告を証人申請する」「(団体)内部の抗争は(中略)『法律上の争訟』(裁判所法3条)に該当しないので司法権は及ばないという法理があります」など、法律を学習している者からは首をかしげる表現がまま見られる。
[編集] 大宮法科大学院生
米谷が通学している大宮法科大学院大学は、平成国際大学すなわち学校法人佐藤栄学園が母体となって設立された法科大学院である。同学校法人に対しては2006年3月に脱税が指摘された。また米谷氏と同じ大宮ロースクール生には様々な職業をもつ学生がおり、その中にはフジテレビアナウンサー菊間千乃も含まれる(菊間は米谷の一学年下になる)。