立会川
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立会川(たちあいがわ)は、東京都目黒区にある碑文谷池と清水池を水源とし品川区を通り、東京湾に注ぐ二級河川。昭和20年代までは、小魚やザリガニがいるきれいな小川で、子どもたちの絶好の遊び場だった。現在、川の大部分にはふたがかけられ、道路や、緑の豊富な遊歩道、公園となっている。
川の名の由来については、その昔、川を挟んで小競り合いが会った事から「太刀会川」とした説や、鈴ヶ森刑場へ送られる罪人を立会川を挟んでその親族や関係者が最後に見送る(立ち会う)事から「立会川」となった説がある。
東京都・JR東日本はJR東京駅総武線トンネル内に湧き出る地下水を有効利用するため、川の水量の確保、水質の改善を目的として、2002年7月、立会川に送水を開始した。これにより立会川の水質が改善され、2003年にはボラが大群で現れて話題になった。