私を旅館に連れてって
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドラマ |
Portal : テレビ Portal : ドラマ |
ドラマ一覧 |
日本のドラマ |
カテゴリ |
テレビドラマ |
プロジェクト |
テレビドラマ |
『私を旅館に連れてって』はフジテレビで2001年4月11日~6月27日に水曜21:00~21:54に放送されたドラマ。ただし、初回のみ15分拡大で21:00~22:09。主演観月ありさ。全12回。平均視聴率15.3%、最高視聴率18.4%(最終回)。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
『行ってみたい場所がある。それはぬくもりと安らぎ、そして夢のある場所』
笹野倫子(観月ありさ)は三流のモデル。働く事が嫌いで怠惰な生活を送り、仕事の目的はリッチな男探し。友人の衛藤なぎさ(矢田亜希子)とイベントで出会った男達の名刺を競ったり、ゲットした男達から貢物として同じモノを貢がせ換金して遊ぶ毎日だった。
そんなある日、倫子となぎさは番組アシスタントとしてテレビ局に行く。その日は数多くのホテルを手掛けた高邑隆一郎(中井貴一)が出演。感想を言うようにとADから言われた際、勢い余って「番組では語らなかった高邑さんの本音の部分に感心しました」と話す。すると高邑の顔が急変し結婚へと運ぶ形となった。しかし、前妻との間の子志保(黒川芽以)には倫子が金目的で隆一郎に接近したと勘繰られる。
仕事でオーストラリアに行った隆一郎。しかし突然脳梗塞で倒れて死去した。さらに、オーストラリア進出の際に共同で事業を手掛けた人間に逃げられて、高邑には300億円の借金が残っていた。全てのホテル、並びに自宅は全て差し押さえ。しかし、唯一残ったのは聞いた事がない負債7000万円を抱えた伊豆・修善寺にある温泉旅館「旅館 花壱」だけだった。
この旅館は村が借金ごと買い取ったという。債権者の黒沼父子(「黒沼旅館」経営)がやってきて、返済を迫られた倫子は、すかさず売る気になる。志保は不満そうだが、倫子は従業員を集め「一週間後に売ります」と宣言するのだった。一方、なぎさは質屋で時計を売る所をイベントで知った男に発見され、命の危機さえ感じてしまう。
一旦東京に戻り、荷物を整理した倫子。ビデオデッキの中には隆一郎の対談番組がでてきた。そこには旅館が隆一郎が生まれ育った家だったことを知り、さらに、なぜ自分と結婚したのかも知るのだった。そして、パソコンのメールボックスには隆一郎が倒れる直前に倫子に送ったメールが。
[編集] キャスト
- 笹野倫子:観月ありさ
- 衛藤なぎさ:矢田亜希子
- 千葉由幸:金子賢
- 高邑志保:黒川芽以
- 大石次郎:梶原善
- 園部初恵:円城寺あや
- 加賀谷学:酒井敏也
- 黒沼利一:金田明夫
- 黒沼法生:岸田健作
- 篠田太一:風間杜夫
- 勅使河原史子:浅野ゆう子
- 高邑隆一郎:中井貴一
- 原里子:馬渕英里何
- 吉本絵美:菅原禄弥
- ジョバンニ・カルパッチョ:フランク・オコーナー
- 神崎栄佑:春田純一
- 神崎開発係長:織本順吉
- 殿山:江幡高志
- 大久保:近江谷太朗
- 大河内:佐渡稔
- 松田:甲本雅裕
- 畠山:谷川清美
- 三浦:モロ師岡
- 妙子:ジュディ・オング
- 真理子:鈴木砂羽
- 坂巻:鶴田忍
[編集] スタッフ
[編集] エピソード
- 第1回に倫子を迎える男に「東十条病院の院長の息子」が登場する。これはドラマやまとなでしこに登場する東十条司(東幹久)であり、なぎさが「東十条病院の・・・」と言うシーンもある(なぎさ役の矢田亜希子も「やまとなでしこ」では塩田若葉役で登場)。
- ロケ地の旅館は、伊豆にあった『湯ヶ島温泉 落合樓』。本館が「旅館 花壱」、新館が「黒沼旅館」と、ライバル旅館が同じ旅館で撮影されていた。このドラマは、借金7000万円を抱えた旅館の建て直しが軸の一つであるが、当の『湯ヶ島温泉 落合樓』も2002年に負債10億円を抱え、民事再生法を申請し、経営破綻。その後、本館は『落合楼村上』、新館は『湯ヶ島落合楼』として、別々の旅館として再出発を果たしている。
フジテレビ 水曜劇場 | ||
---|---|---|
前番組 | 私を旅館に連れてって | 次番組 |
ロケット・ボーイ | Fighting Girl |