福崎町立神崎郡歴史民俗資料館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
福崎町立神崎郡歴史民俗資料館(ふくざきちょうりつかんざきぐんれきしみんぞくしりょうかん)は兵庫県神崎郡福崎町にある博物館。 明治19年竣工の洋風建築である旧郡役所の保存と活用および地域文化振興を目的として昭和57年10月に開館した。
正面玄関に据えられた、上端にアカンサスの葉が彫刻された典型的なコリント式の円柱・角柱等は西洋の新古典主義建築の様式を取り入れたもので、また館内の郡長室であった部屋には洋式暖炉が設置されているなど、この地域の明治の文明開化を象徴する建造物でもあった。
目次 |
[編集] 歴史
- 明治19年 - 神東・神西郡役所として、神東郡西田原村辻川(現在の福崎町西田原辻川)に竣工
- 明治29年 - 神崎郡役所に改称
- 大正15年 - 郡役所としての使用を終える
- 昭和57年3月 - 国および地方自治体の助成をうけて現在地に移建される
- 昭和57年10月 - 福崎町立神崎郡歴史民俗資料館として開館
- 昭和62年3月 - 兵庫県指定重要文化財に指定される
[編集] 建築概要
- 竣工 - 1886年
- 施工 - 中島林平
- 建設費 - 2,029円14銭
- 構造 - 木造、地上2階、寄棟造、瓦葺き、下見板張り、花崗岩基礎
- 延床面積 - 343.42m²
- 事務室 - 18.93m²
- 収蔵室 - 40.90m²
- 展示準備室 - 15.14m²
- 展示室 - 99.15m²
- 旧郡長室 - 16.52m²
- 2階多目的学習室 - 98.02m²
- ポーチ・バルコニ - 12.54m²
- トイレ - 3.36m²
- その他 - 38.86m²
- 所在地 - 〒679-2204 兵庫県神崎郡福崎町西田原1038-12
[編集] 交通アクセス
[編集] 周辺情報
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 建築関連のスタブ項目 | 西洋館 | 福崎町 | 兵庫県の建築物・観光名所