神学部
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神学部(しんがくぶ)は、キリスト教が2000年かけて構築してきた学問である神学を学ぶ学部。具体的には聖書学、教義学などがここに含まれる。一般的に神学は学問体系として哲学を基盤としている。キリスト教会の牧師や司祭など、神学校として宗教家の養成を主な使命とするが、近年では教養としての神学教育を並行して行うところもあり、そうした大学では未信者にも門戸を開く。
神学部はキリスト教について学ぶ学部ということで、文学部や法学部と言ったごく一般的な学部より規模が小さい場合が多い。ただ、大学の歴史をみるともともと修道院の中の学校が基盤となって中世ヨーロッパで大学が誕生していったという事実がある。このことを考えると神学部こそが大学のルーツといえるのかもしれない。
[編集] 関連項目
[編集] 神学部を持つ日本の大学
尚、学部ではないが、青山学院大学、東北学院大学、清泉女子大学、立教大学、ルーテル学院大学、南山大学、英知大学、聖和大学、日本基督教短期大学、大阪キリスト教短期大学などには学科として神学科やキリスト教学科、もしくはそれに順ずるコースが実在するのを付記しておく。この中には聖職者・教職者を養成する目的のところもある。