硫黄鳥島
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硫黄鳥島(いおうとりしま)とは鹿児島県徳之島の西海上にある島である。東経128度13分、北緯27度53分に位置しており沖縄県では最北端にあたる。島には火山があり、現在も活動中である。
行政上は、沖縄県島尻郡久米島町に属する無人島。島は断崖に囲まれた台地状になっている。島中央部に上るためには急峻な断崖を登らなければならない。 琉球王国の時代には硫黄の採掘が行われ、中国への進貢貿易に用いていた。硫黄採掘は戦後になっても行われており、現在でもその採掘跡を認めることができる。噴火のおそれがあるとして、全島民が久米島へ移住した。
少数意見だが、沖縄県内で唯一奄美諸島に属している島という見解もある。