爆速
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爆速(ばくそく、detonation velocity)とは、火薬が爆轟現象をおこした場合の仕事量を計る値の一つである。爆速は爆薬の種類によって異なるが、同じ種類の爆薬でも密度、形状、密閉状態によっても異なる。
[編集] 爆速に影響する条件
- 密度
- 薬径
- 同じ比重なら爆薬の塊の直径が大きいほど爆速も大きくなる。ある程度より大きくなると爆速は飽和してそれ以上は大きくならない。逆に直径があまりに小さいと爆轟しなくなる。これを臨界薬径と呼ぶ。
- 容器の強度
- 容器の強度が大きいほど爆速は早くなる
- 爆薬の粒度
- 爆薬は粒が細かいほど爆速も早くなる。トリニトロトルエンやRDXなどでは薬径が16cmを超えると粒度による影響は見られなくなる。
- 温度
- 通常は温度が高いほど爆速も早くなる。これは化学反応速度が温度の上昇と共に早くなることに対応している。
[編集] 測定法
- ドートリッシュ法
- イオンギャップ法
- 光ファイバ法
- 流し写真法
- 抵抗線プローブ法