瀬戸カトリーヌ
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瀬戸 カトリーヌ(せと -、1977年1月5日 - )はマナセプロダクションに所属するフランスパリ出身の女優、タレント。本名奥浦 高乃(おくうら・たかの、『奥浦』は旧姓)、カトリーヌはフランス名のファースト・ネームで、愛称カトちゃんはこの名に由来している。血液型A型、公称身長163センチ、靴のサイズ24.5センチ。
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[編集] 人物・来歴
パティシエ兼パン職人であるフランス人の父と、元吉本新喜劇に在籍していた母(安田密子)をもつハーフ。パリで出生後、3歳で来日。当初は母の郷里愛媛県で生活していたが、早期に父の仕事のために兵庫県神戸市へ転居。日本とりわけ関西圏での生活が長かったことが(話し言葉としての)関西弁常用、宝塚歌劇団・OSK日本歌劇団などの関西舞台芸能との接点が人生の進路を決定付けた。
父は神戸市内でパン店を開業。神戸常盤女子高等学校に在学中、宝塚とOSKの入団試験を受け、1993年にOSKの団員養成学校である日本歌劇学校に合格。ちなみに芸名は、自身のファーストネームと母が四国出身だったので瀬戸内海にちなんでつけたとのこと。
2年後の1995年3月の初舞台に向けて諸芸の稽古に努めていたが、一家全員が阪神・淡路大震災被災。全員一命をとりとめるも、実家のパン店は全壊。人手及び経済的にも最小限で切り盛りしていたこともあり、家業の再建を目指すべく、OSK初舞台の初日付を持って、舞台に立つことなく退団。このエピソードは女性週刊誌でも紹介され、多くの読者から浅からぬ同情や声援を集めた。またこの体験から震災関連の講演会・シンポジュームにも多数出演している。
退団当初は、家族とパン屋再建のために奮闘していたが、日本歌劇学校時代からのダンスの才能と、関西弁の陽気な喋りの才能がマナセプロに着目され、家族を神戸に残し、ひとり上京しデビューする。1997年より芸能活動を開始、翌年から本格的に活動を開始する。その喋りぶりや物怖じしない言動を生かし、テレビではレポーターなど、バラエティー番組を中心に活動する一方で、舞台でも得意のダンスを生かし、ミュージカル・軽演劇ジャンルをメインに芸能活動を続ける。その後、母の吉本再デビューなどもあり、父一人でパン屋を切り盛りしていたが、近年店をたたみ、関西のさる料理・製菓の専門学校に講師として招かれ、後進世代の指導を行っていることを明かした。
2006年8月、3歳若い一般の男性(仕事の都合上カナダ在住。)と入籍していたことと、入籍後も仕事を継続することを発表。
[編集] 主な出演作品
[編集] テレビドラマ
- ハルモニア この愛の涯て (1998年、日本テレビ)
- 恋セヨ乙女(2002年、NHK)
- もっと恋セヨ乙女(2004年、NHK)
- 芋たこなんきん (2006年10月~、NHK)
[編集] 舞台
- MaMaと呼ばないで (1998年)
- 彦馬がゆく(2001年) ※本作及び'03の『オケピ!』は三谷幸喜作品である。
- オケピ!(2003年)