滝の茶屋駅
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滝の茶屋駅(たきのちゃやえき)は、兵庫県神戸市垂水区城が山1丁目にある山陽電気鉄道本線の駅。
滝の茶屋駅 | |||
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線の橋上駅。傾斜面上にあり、山側にのみ出入口(橋上駅舎と同じレベル)がある。改札口は1ヶ所のみ。 近所に盲学校があり、非常時の対策を強化している。
[編集] のりば
- 下り線 - 垂水・明石・飾磨・姫路方面
- 上り線 - 須磨・新開地・三宮・大阪(梅田)方面
- ※のりば番号が設定されておらず「下り線」「上り線」と呼称される。
[編集] 利用状況
[編集] 駅周辺
平磯緑地の埋め立てが進む前は、浜手側を望む限り山陽本線と国道2号以外にただ大阪湾が広がるのみの駅だった。「どうしてこんな所に駅があるのだろう」と感じた人も多かっただろうが、ふと山手へ眼を転じると、はるか向こうまで続く住宅街に二度驚いたという。
[編集] 歴史
- 1917年(大正6年)4月12日 兵庫電気軌道の駅として開業。
- 1927年(昭和2年)4月1日 宇治川電気により合併され、同社の駅となる。
- 1933年(昭和8年)6月6日 宇治川電気の鉄道部門が分離され、山陽電気鉄道の駅となる。
[編集] 駅名の由来
駅の西に滝がかかっており、江戸時代にはこの滝が直接海に落ちていた。この滝は当時数少ない、船用の真水の水場であり、その上の古山陽道に茶屋があったとされる。ちなみにこの滝は、万葉集で志貴皇子(しきのみこ)に詠まれている「岩ばしる 垂水の上の さわらびの もえいづる春に なりにけるかも」の「垂水(=滝)」の地名の元になったものといわれている。
[編集] 隣の駅
- 山陽電気鉄道
- 本線