清浄光寺
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無量光院 清浄光寺 | |
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本堂 |
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所在地 | 神奈川県藤沢市西富1-8-1 |
山号 | 藤沢山 |
宗派 | 時宗総本山 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 正中2年(1325年、呑海による開山年) |
開基 | 俣野五郎景平、呑海(開山) |
別称 | 遊行寺、藤沢道場 |
文化財 | 絹本著色一遍上人絵伝12巻(国宝) 絹本著色後醍醐天皇像・絹本著色一向上人像ほか(国重文) |
清浄光寺(しょうじょうこうじ)は、神奈川県藤沢市にある時宗総本山の寺院。藤沢山無量光院清浄光寺と号し、通称遊行寺、藤沢道場ともいう。この寺の東側にある坂は道場坂(遊行寺坂)と呼ばれていて、箱根駅伝では8区後半の難所として知られている。
目次 |
[編集] 歴史
俣野(現在の藤沢市西俣野、横浜市戸塚区俣野町、東俣野町)の領主だった俣野五郎景平が開基で、その弟の遊行上人第4代呑海が、正中2年(1325年)に藤沢の地にあったという廃寺極楽寺を清浄光院として再興したのが開山と言われている。もとは現在の西俣野にあったとする説もある。延文元年(1356年)清浄光寺と改称。永正10年(1513年)戦乱で全山消失。慶長12年(1607年)再興。
[編集] 文化財
- 絹本著色一遍上人絵伝 12巻(京都市山科区・歓喜光寺と共同所有だったが、近年すべての所有権を取得。実際の保管は京都国立博物館と奈良国立博物館)
- 絹本著色後醍醐天皇像
- 絹本著色一向上人像
- 時衆過去帳 2帖
- 六時居讃・安食問答 2帖
- 県指定重要文化財
- 延文元年(1356年)の梵鐘
- 二河白道図
- 遊行上人縁起絵巻
- 一遍上人像
- その他