浦原喜助
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浦原喜助(うらはら きすけ)は、漫画『BLEACH』の登場人物。アニメの声優は三木眞一郎。ミュージカルでの俳優は伊藤陽佑。
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[編集] プロフィール
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 人物
表向きは「浦原商店」なる駄菓子屋の店主だが、実態は現世にいる死神に対して霊的商品などを売っていたり、虚ごとにランク分けされた換金システムで虚を浄化するごとに賞金を渡したりしていた。朽木ルキアの現世における行動を援助している。彼以外の死神相手の商人は作中では登場しておらず、尺魂界公式の職業なのか謎である。いつも下駄と帽子、甚平という格好(同じものをいくつも持っている)で、杖と扇子を携帯し、飄々としていて真面目なのかふざけているのか掴みにくい性格・言動故に、周りからは胡散臭く思われ変態等といわれている。
自称「ちょっと影あるハンサムエロ店主」。初登場時からことあるごとに何かを隠しているような、何かをほのめかすような言動を繰り返している。たまに何かを発明し自分で実践している。
先代護廷十三隊・十二番隊隊長で「技術開発局」創設者にして初代局長。天才的な発想と技術により様々な独創的研究開発を行っていた。
100年前に虚と死神の境を越える物質「崩玉」を開発したが、その危険性を危惧し破棄を試みるが失敗し、その存在をくらませるため、ルキアの体内に密かに隠す事に成功した。霊子を含まないため霊力を分解した上で死神を捕捉不能にする特殊な義骸での崩玉の存在を完全にくらませようとするが、その研究により、彼の持つ技術が恐れられてしまい、罪に問われ、追放処分を受けてしまう。そのため尸魂界にはいかなる手段を使おうとも入れない。
ルキアが尸魂界に連れ戻された際、彼女及び崩玉を奪還するため、白哉との戦闘で奪われた黒崎一護の死神能力を呼び戻して特訓したり、一護たちを尸魂界へ送り出したりと協力する振りをして利用している(この時点でまだ一護たちに崩玉について真相を話していない)。また作中の年代別の出来事から推察するとルキアに崩玉を入れたのは、ルキアがまだ阿散井恋次に出会う前であり、その時どうしてルキアに入れたのかなどの説明はいまだされていない。またルキアを利用したことについて彼女自身に対して侘びをいれる描写もなく、ルキア本人も記憶を消されたかの如くそのことについてまったく触れようとしていない。 鬼道を術名すら唱えず使用し、得意の義骸技術を生かした新発明”携帯用義骸”を使用することで変わり身の防御技を編み出し、十刃(エスパーダ)の一人であるヤミーを開放状態ではないが赤子同然にあしらうなど、死神としてかなり高い実力を持っている。
西流魂街はかつての拠点であり、彼の作った穿界門はそこにしか行けない。また、虚圏へ続く穴「黒腔(ガルガンダ)」を開くことができる。
[編集] 斬魄刀
斬魄刀の名は「紅姫」(べにひめ)。封印時は仕込み杖の形状で常に持ち歩いており、能力解放と共に鍔の無い短めの直刀に変形。
「啼け『紅姫』」の掛け声で「血霞の盾(ちがすみのたて)」という防御壁を張ったり、一護の斬魄刀「斬月」の「月牙天衝」に似た赤い斬撃を放ったりする能力を持つ。夜一の回想シーンでは杖ではなく通常の刀を持っていた。
解放の掛け声は「起きろ『紅姫』(おきろ『~』)」。
[編集] 卍解
卍解は習得しているようだが、能力は不明。だが浦原は自身の卍解について「人を鍛えるのに向いてない」との発言から、特殊な能力であるか、極端に殺傷能力が高い能力と推測される。