浅田農産
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有限会社浅田農産(あさだ・のうさん)は兵庫県姫路市にあった養鶏場の会社である。
1957年創業。兵庫県をはじめ、京都府、岡山県の3府県に6ヶ所の養鶏農場を運営し、「アサダエッグ」のブランドで近畿圏を中心に鶏卵の販売を行っていた他、農業用肥料も販売していた。
2004年2月、京都府丹波町の船井農場で鳥インフルエンザに感染した鶏がいたことが発覚し、当時の社長がそれを隠蔽(いんぺい)したとして家畜伝染病予防法違反の容疑で警察に逮捕された他、当時の会長夫妻も「皆様に大変ご迷惑をかけた」として自殺する事態にまでおちいり、経営環境は著しく悪化。
2004年7月には鶏の大量処分や従業員の大量解雇、また船井以外の各農場を同業者に売却するなどして経営の再建を図ろうとしたが、2005年1月に神戸地方裁判所姫路支部に関連企業2社とともに自己破産を申請し、廃業することになった。負債総額は26億5000万円になるという。
[編集] 関連項目
- 浅田農産鳥インフルエンザ事件
カテゴリ: かつて存在した日本の企業 | 畜産