浅瀬
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浅瀬(あさせ)とは、川や湖、海などといった水のある地形のうち、水深が極めて浅い部分のことである。一般的に浅瀬と言うと、ごく平均的な身長の成人の足が地面に付いた状態でも顔が水面より上にあるところを指す。また船にとって浅瀬と言うと船の大きさにもよるが、船の下部が水底に接触するかしないかの運航が難しいエリアを言う。
船が浅瀬に進入すると、身動きが取れなくなる。船が浅瀬や、暗礁に乗り上げることを「座礁する」という。クジラやイルカも潮の流れで浅瀬に乗り上げる、または打ち上げられることがある。
確かに浅瀬というのは水があるのに底が浅いという、船にとってやっかいなものだが、都市開発にはもってこいである。水深が浅い分、埋立地を造成するために必要な土砂や労力が比較的少なく済むため、費用も安上がりになる。というより、埋め立てより干拓のほうが効率がいい。また海の場合、浅瀬の沖合いが急に深くなっていると、高い波が発生してサーファーたちには好都合になる。しかし、水深が浅いとは言え、当然溺死の可能性はあり、注意が必要である。
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