永田武
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
永田 武(ながた たけし、1913年6月24日 - 1991年6月3日)は日本の地球科学者である。岩石磁気学という分野を開いた。日本の南極観測を指導した。
愛知県岡崎市出身。東京帝国大学を卒業した。東大地震研究所をへて、東大教授。国際地球観測特別委員会委員長、南極地域観測特別委員会委員長などを務めた。岩石に残留磁気が生じる機構の解明などに功績があった。1974年、文化勲章を受章、1987年イギリス王立天文学会ゴールドメダルを受賞した。
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『日食・地磁氣と日食』(恒星社厚生閣 天文學叢書2 1948年)
- 『平易な地球物理』(通信教育振興会 1948年)
- 『地球の物理・極地の科学』(恒星社厚生閣 新天文学講座5 新版 1965年)
- 『超高層大気の物理学』(裳華房 物理学選書 1973年)
- 『地球観測百年』(東京大学出版会 1983年)
- 『宇宙空間の科学』(白桃書房)