水戸東照宮
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水戸東照宮 | |
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所在地 | 茨城県水戸市宮町2-5-13 |
位置 | -- |
主祭神 | 徳川家康公 徳川頼房公 |
社格等 | 県社・別表神社 |
創建 | 元和7年(1621年) |
本殿の様式 | -- |
例祭 | 4月17日(御神幸) |
主な神事 | -- |
水戸東照宮(みととうしょうぐう)は、茨城県水戸市にある神社である。旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。正式名称は東照宮で、一般には「権現さん」と呼ばれている。
徳川家康(東照公)を主祭神とし、徳川頼房(威公)を配祀する。
[編集] 歴史
元和7年(1621年)、家康の十一男で水戸藩の藩祖である頼房が、父の家康を祀るために景勝地の霊松山に創建した。中央に東照大権現、左に山王権現、右に麻多羅神(唐の青龍寺の鎮守神で、比叡山の鎮守である日吉大神と同神とされる)が祀られ、創建当初は「三所権現」と称していた。元和10年に2代将軍秀忠の霊屋が建てられ、以降、歴代将軍の霊が相殿として祀られた。鎮座地名は、元禄12年(1684年)、2代藩主光圀によって「常磐山」(ときわやま)に改められた。
創建以来仏式で祭祀が行われていたが、天保14年(1884年)、9代藩主斉昭によって神式に改められ、仏教色の強い左右の配神二座が除かれた。
明治8年に県社に列格した。昭和11年(1936年)、水戸藩主頼房を配祀した。昭和41年(1966年)、神社本庁の別表神社に加列された。
創建当時からの社殿は大正6年(1917年)に国宝に指定されたが、昭和20年(1945年)に戦災で焼失した。昭和37年に再建された。