水上警察隊
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水上警察隊(すいじょうけいさつたい)とは、道府県警察本部に所属する組織のこと。
また、一部地域の警察には、水上警察署が設置されている。
[編集] 水上警察隊が所在する地域
千葉県警察、兵庫県警察、三重県警察、和歌山県警察、香川県警察、宮崎県警察
千葉、兵庫県警察の水上警察隊は地域部に所属し、三重、和歌山、香川、宮崎県警察の水上警察隊は生活安全部に所属している(小規模な県警察の場合は、地域部が無く、生活安全部に地域課が所在するため)。
[編集] 任務
警備艇を使用し、港を中心とした警戒活動や、外国船舶に対する訪船活動(密輸取締り等のため)を主要な任務としている。また、水難事故者の救助や、転覆、転落事故の捜索、遺留品や遺体の捜索等も実施している。隊内には捜査部門があり、密輸事件等の捜査を行っている。
[編集] 警備艇
千葉県警察の水上警察隊には現在、ぼうそう(41トン)、いぬぼう(17トン)、まき(4.8トン)、はつたか(4.8トン)の4隻が配備されており、これらの警備艇は2000年の九州、沖縄サミットの際に、警備のため沖縄県に派遣されている。また、「ぼうそう」には、水上バイクが搭載されている。兵庫県警察の水上警察隊には水上バイク「いぬわし」が配備されている。