民主党 (香港)
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民主党(みんしゅとう、Democratic Party)は、香港の政党で、民主派勢力の中核である。党員数は約600名。立法会では9議席を保有する第三党である。区議会では香港全域で79議席を占め、直接選挙枠では最多議席を持っている。2006年5月現在の党主席は李永達。
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[編集] 特徴
普通選挙の全面的な実施を主張と、一国二制度の厳守・基本法に則った法治を重視している。また、環境保護やオンブズ活動に積極的である。構成員には天安門事件の再評価を要求する者が多い。香港の民主派を代表する政党であり、特に董建華政権の与党的な存在であった民主建港協進聯盟(左派)や自由党(財界保守派)と対峙してきた。そのため、中央政府から警戒されている側面がある一方、返還前後には李柱銘(マーティン・リー)らが欧米のメディアにも注目された。
ただし、現在の曽蔭権行政長官は民主派との関係も再検討しているようである。2005年10月には、民主党の張炳良・元副主席(城市大学教授、政治学者)を行政会議非官方議員に任命した。
[編集] 沿革
民主党は、香港民主同盟と匯點が1994年10月2日に合併して成立した。初代党主席は、香港民主同盟主席であった李柱銘 (Martin Lee)、初代副主席には、匯點主席であった張炳良が就任した。
[編集] 香港民主同盟
香港民主同盟(略称は港同盟、英文名称はUnited Democrats of Hong Kong)は1990年4月6日に結成された。李柱銘以外の主なメンバーは、司徒華、劉千石(除籍処分)、張文光、何俊仁、文世昌(海外へ移住)、李永達、陳偉業(党脱退)、呉明欽(故人)、黄匡忠、劉江華(民主建港聯盟へ移籍)らである。普通選挙の実施を求めた他、環境保護やオンブズ活動にも重点を置いた。
[編集] 匯點
匯點 (Meeting Point) は、1983年1月9日、香港で最も早く結成された政治団体である。1992年9月13日に政党化した(ただし、香港には政党法がないため、会社法に基づき登録)。
1995年の立法局選挙では19議席を獲得した。これは1991年の民主改革の恩恵といえる。しかし、中国は英国による民主化を一方的と非難し、返還前の立法局が返還後の立法会にそのまま移行するとの英中合意を破棄し、1996年11月に臨時立法会を選出した。民主党は、これを非難し、同選挙をボイコットしたため、返還により全ての議席を失った。
[編集] 歴代党首
- 李柱銘 (en:Martin Lee) (1994-2002)
- 楊森 (en:Yeung Sum) (2002-2004)
- 李永達 (en:Lee Wing Tat) (2004-)