武徳
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武徳(ぶとく)は、唐の高祖李淵の治世に行われた年号。唐朝最初の年号。618年 - 626年。
元年5月、唐王李淵、隋の恭帝の禅譲を受け、皇位につく。改元して武徳となす。10月、王世充に敗れた李密が唐に降る。11月、李世民、薛仁杲の秦国を平定。3年、劉武周を討つ。4年5月、夏の竇建徳・鄭の王世充を討つ。10月、蕭銑の梁国を平定。9年6月、玄武門の変。皇太子李建成・斉王李元吉、殺害される。8月、高祖退位して太上皇となり、太宗李世民が即位。
[編集] 西暦・干支との対照表
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武徳 元年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 西暦 618年 619年 620年 621年 622年 623年 624年 625年 626年 干支 戊寅 己卯 庚辰 辛巳 壬午 癸未 甲申 乙酉 丙戌
[編集] 各地政権の年号
- 隋 - 皇泰1~2(619年)
- 魏(李密) - 永平2(618年)
- 鄭(王世充) - 開明1(619年)~3(621年)
- 秦(薛挙・薛仁杲) - 秦興2(618年)
- 許(宇文化及) - 天寿1~2(619年)
- 夏(竇建徳) - 五鳳1~4(621年)
- 劉武周 - 天興2~4(620年)
- 梁(蕭銑) - 鳴鳳2~5(621年)
- 梁(梁師都) - 永隆2~10
[編集] 関連項目
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