横山隆一
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横山 隆一(よこやま りゅういち、男性、1909年5月11日 - 2001年11月8日)は高知県高知市出身の漫画家、アニメーション作家。高知県立高知城東中学校(現・高知県立高知追手前高等学校)卒業。朝日新聞に連載された1コマ漫画「社会戯評」を代表作とする漫画家の横山泰三は実弟である。
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[編集] 概要
代表作は早稲田大学のマスコットキャラクターとしても有名な「フクちゃん」。
漫画家である傍ら、アニメ制作会社『おとぎプロダクション』の主催者も務め、1961年には日本初のテレビアニメシリーズ『インスタントヒストリー』を制作した。この作品は1分程度の放送であったために、後発のテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の陰に隠れた存在となってしまっている。
1999年に早稲田大学卒業式で「芸術功労者」として表彰された。
太平洋戦争中、「フクちゃん」は日本のプロパガンダ映画になったり、米軍の宣伝ビラ「落下傘ニュース」で使用されたりした。戦後50年となり、米軍のフクちゃん使用による原稿料をアメリカ大使館に請求したところ、アメリカ合衆国として原稿料180円(請求金額180円)を快く支払った事がある。この原稿料180円は当時の横山に支払われていた原稿料である為、旧円180円であり、現在の通貨価値とは当然異なるが、横山自身一流のシャレとして額面180円としていた。アメリカ大使館は現在流通する日本円180円で支払った。この際、大使館側は横山に領収書を書いてもらった。
鉄道ファンとしても有名で、自宅に鉄道模型の大規模なレイアウトを所有していた。
高知県出身の漫画家は多いが、それらはなんらかの形で横山隆一の影響によるものと考えて間違いはない。高知県の漫画は横山隆一に始まるといっても過言ではない。
[編集] 主な作品
[編集] 漫画
- フクちゃん
- 江戸っ子健ちゃん
[編集] アニメ
- インスタントヒストリー
- おんぶおばけ
- ふくすけ
- おとぎの世界旅行
- おとぎマンガカレンダー