極性
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極性
- 物理学及び化学の用語としての極性(本稿で記述)
- 生物学の用語としての「極性」は、1.の転用。(再生および細胞極性の記事を参照)
- 言語学の用語としての「極性」は、叙述を肯定するか否定するかという要素のことを指す。
極性(きょくせい)は分子内に存在する電気的な偏りのことで、電気双極子モーメントによって生まれる。電気双極子モーメントは誘電率を大きくするから、誘電率は極性の高低の指標となる。
極性を持った物質の例として水が挙げられる。水分子において酸素の原子核は水素の電子を引き付けるため、酸素は負の電気的な偏りを持ち、逆に水素は正の電気的な偏りを持つことになる。
極性は溶解や反応を考える際に重要で、例えば高極性物質は高極性溶媒に溶解しやすいが、低極性溶媒には溶解しにくいという性質がある。
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