柿本神社
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柿本神社(かきのもとじんじゃ)。祭神は柿本人丸(柿本人麻呂)。
全国各地に多数存在。
有名な物として、兵庫県明石市人丸町の人丸山の頂上にある神社が挙げられる。旧社格は県社。 以下、明石市柿本神社について述べる。
日本標準時子午線(東経135度)の位置にある神社としても知られる。地元では「人丸さん」「人丸神社」とも呼ばれる。
887年(仁和3年)、月照寺(その当時の位置は、現在の明石城内)の僧・覚証が、柿本人麻呂の霊がこの地に留まっているのを感得した、として月照寺の裏に柿本人麻呂を祀る祠を建てた。これが柿本神社の起源とされる。
1617年(元和3年)小笠原忠真が明石城を築く際に、現在地に移転させた。
1723年(享保8年)には、正一位の神階と「柿本大明神」の神号を宣下された。以後、皇室や歴代明石藩主の崇敬が篤かったといわれ、後桜町天皇と仁孝天皇の宸翰が伝えられている。
祭神が柿本人麻呂であることから、和歌の神、学問の神とされているが、江戸時代から、「人丸」(ヒトマル)は「火止まる」に通じることから、火防の霊験もあると信じられた。
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