ノート:東海村JCO臨界事故
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2005年4月14日 (木) 15:34 220.3.178.3 の記事に対して。 推測、私見と思われる内容を削除しました。 まず、技術的な記述に関しては推測でなくきちんと調べた上で書くべきと思います。定説が定まっていなくて議論が分かれるような内容に関しては、定説や公式見解のほかに次のような仮説も存在するというふうに仮説の紹介として書くべきではないでしょうか。さらに今回削除した記事内容は、一般的知られている仮説ではなく著者1人の私見のように見受けられました。これが削除理由です。
今回削除した記事内容について科学的なコメント。 「高エネルギー宇宙線の衝突が初期反応をトリガーした」とありますが、放射性物質は常にそれ自身の放射性崩壊の中性子によりトリガーされて、わずかながら核分裂が起こっている状態です。臨界質量以下では逃げていく中性子が圧倒的に多いために連鎖反応が少ししか起こっていません。臨界質量以上になると逃げていく中性子より発生する中性子が多くなり臨界突破となります。つまり外部からのトリガーを持ち出してくる必要はありません。溶液中の中性子濃度が臨界値以上になれば臨界突破というわけです。
大量の高エネルギー宇宙線が初期だけでなく事故が起きている間ずっと照射され続けていたのなら、臨界質量は小さくなるので計算上の臨界質量を下回って臨界突破となるかもしれませんが、そのような大規模な宇宙線なら世界中の宇宙線の測定装置に観測されるはずです。またその場合、宇宙線が弱くなれば臨界質量が大きくなり溶液の反応は止まるはずです。さらに言えば、宇宙線に左右されるほど臨界ギリギリの状態であること自体危険な行為です。
[編集] 死者数が間違っていたので訂正しました.
3名ではなく2名です.