村瀬克輝
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村瀬 克輝(むらせ かつき、 - )は、日本の男性ナレーター・声優。
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[編集] 来歴・人物
本職はイベントプロデュースと司会業に加え、CMや洋画予告と各テレビ局の各種宣伝告知のナレーションなどであるが、マジカノで劇中に流れる怪しげなアイテムの通販CMのナレーターや、ヒロインの魔宮あゆみの父役でアニメ声優デビューを果たす(これは、同作品の監督を務めた岸誠二の音響へのこだわりから抜擢に至ったと言う)。
- 司会、ナレーターになる前は広告代理店のイラストレーターであった過去がある。藤田観光グループホテルと企画統括として契約。また、青山のレストランも何店舗か企画デザイン。ホテルのイベント、ブライダルプロデュース統括も手掛け活動は幅広い。その才覚は「マジカノ」DVD5巻特典映像にてゲスト出演した際に描いた妙にリアルな「ネコぱんつ」のイラストからも明らかである。
- 調理師免許やバーテンダーの資格所持。ジャグリングショースタイルのフレアカクテルの技は世界レベル。
- 司会業を始めるに至ったきっかけは、広告代理店でイベントプロデュースの仕事も行っていた際に司会の人間と喧嘩して「じゃぁお前やれよ」と相手に言われた勢いで行った所、その現場にプロダクション関係者が居合わせて「いい声しているね」とスカウトされた、と語る。
- AT-Xで放映のアニメ・声優情報番組「Club AT-X」の「マジカノ」男性陣による座談会に登場した時の風貌は、ホストっぽい雰囲気であった。
- 「マジカノ」DVD5巻特典映像にてゲスト出演した際もやはり見た目はホスト的である。かなり長身である。スーツはアルマーニ、時計はフランクミュ-ラーベガスといういでたちも声優界において異彩を放つ。『マジカノ』における毎週月曜朝のアフレコにも「前日の仕事疲れが残ってました」と言いながら、毎回フォーマルでスタジオに入って行ったらしい。
[編集] 声優業に関して
- 司会業を始めて十数年後、何も知らない岸監督にホテルで先の経緯同様に声優の仕事に誘われたと言うドラマ有り。
- 「マジカノ」通販ナレーションは全て台本を書き換えたアドリブであると語る(絵やテロップは後から付いたらしい)。そうした理由は、「単に台本通りに読んだら本職の声優さんには勝てない、それだったら企画や司会を本職とする自分が呼ばれた意味がない」と語っている。
- あゆみの父役はナレーター役としてお呼びがかかった当初には聞かされておらず、冗談っぽく「騙された」と語っている。通販は村瀬のキャラから岸監督が思いついたコーナーだった。
- 実は真面目な人柄と話に『マジカノ』DVD映像特典の座談会の司会を務めた野川さくらや井ノ上奈々も感動していた。「マジカノ」に参加した事がきっかけで、これまでアニメを見る習慣が無かった村瀬は、アニメショップにて野川やクローバー(井ノ上が加わっているユニット)などのDVDやCDを買い込んでしまったと語る(野川の演技に関しては『肩がないている』と絶賛)。
- 開始当初は『仕事終わったらさっさと帰りたい』と思っていた村瀬であったが、周囲のスタッフや共演者らに感化されるように、回を追う毎にこの作品に対する情熱が深まり、最終回を迎えた時は『時間が止まって欲しい』と言うまでに至ったと語る。
- 『小ぎつねヘレンとゆかいな仲間たち』メイキングでも村瀬節が炸裂。
- 第2作目『財前丈太郎』予告でもベテラン声優に負けない貫禄とインパクトを見せる。岸監督からシリーズ構成の三井秀樹とも友達の輪が広がった模様。声優よりもやはり制作側と気が合うよう。
- 第3作目は再び岸監督が手掛ける『ギャラクシーエンジェる~ん』。再三「演技は出来ない』と謙遜しながらも、執事と言う脇役にも関わらず、主要メンバーより出番が多く、喜怒哀楽に満ちた演技表現で凄みを見せ、ギャグの面で一人で貢献していた。第1話は村瀬主演と言っても過言ではないという意見も多い。友情出演という形はアニメでは珍しいか初。また第9話でホテルマン役として再出演している。
- 本業を持つ関係上、声優としての活動は作品も期間も限定されると思われるが、存在感と力感ある声とあらゆる経験による笑いのセンスで更なる活躍を願うファンもいる。
[編集] 出演作品
[編集] テレビアニメ
- ギャラクシーエンジェる~ん(執事、ホテル司会本人のキャラのまま)
- マジカノ(あゆみ父、通販アナウンサー、ナレーション)
- 内閣権力犯罪強制取締官 財前丈太郎(全編予告ナレーション)※「マジカノ」シリーズ構成・三井秀樹の繋がりで出演に至った。