札幌厚別公園競技場
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札幌厚別公園競技場(さっぽろあつべつこうえんきょうぎじょう)は、札幌市厚別区にある、北海道で唯一の日本陸連第1種公認陸上競技場。
1989年に開催された「はまなす国体」秋季大会のために設置された。
1996年、当時旧JFLに在籍していた東芝サッカー部を母体にコンサドーレ札幌が結成されると、その本拠地となった。2年間の旧JFLリーグ戦では、この競技場で21勝0敗という驚異的な成績を残し「厚別不敗神話」とよばれた。2001年に札幌ドームと併用となった後もなお「聖地・厚別」とよばれるほど、コンサドーレサポーターにとって、そしてコンサドーレ札幌にとって特別なスタジアムである。
コンサドーレ発足前はヴェルディ川崎などが公式戦で使用していた。
Jリーグの他、北海道社会人リーグ、高校サッカー地区予選の決勝戦などアマチュアサッカーの主要大会も開催される。
主競技場の第3コーナーから第4コーナーの裏にあたる所に補助競技場がある。補助競技場は公式大会などでの占有使用がない限り、競技場全体を誰でも自由に使用することが出来、多くの市民が利用している。
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[編集] 施設概要
- 交通アクセス : 札幌市営地下鉄東西線大谷地駅より徒歩20分。または中央バス平岡四条2丁目行で平岡九条3丁目下車徒歩5分
[編集] 主競技場
- 収容人員 : 20,005人
- 開場時はメイン以外は芝生席だったが、1996年バックスタンド、1998年ゴール裏スタンドを座席化。
- ナイター照明設備 : 常設の物はないが、ナイター開催時に備えて照明をクレーン車に搭載したものが4つ用意されている。
- ナイター設備が常設ではないのは札幌ドーム完成後、コンサドーレはドームをメインに使用することなどによるコスト削減・抑制が検討されたこと、災害時に救護活動用に活用することを目的として、災害対策費から予算を捻出したためと考えられる(当時の新聞報道による。記憶だけなので正確なソースは分からない)。実際、ドーム完成後の当スタジアムでの開催の大半は週末のデーゲームが中心で、平日ナイターの試合数も減少しつつある。2005年度に到っては、平日ナイターの試合がなかった
- 第3コーナー付近に球技用の得点掲示盤がある
- 陸上用トラック9レーン、天然芝ピッチ
[編集] 補助競技場
- 収容人員 : 4,000人(全席芝生席)
- フィールドは天然芝。サイズは100m×70mで、サッカーの国際規格にはやや足りない。
- トラックはクレー舗装。
- スタンドと周囲を遮る柵やゲートなどはなく、また、スタンドとトラックの間にも、遮るものは一切ない。
[編集] 外部参照リンク
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