月長石
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月長石(げっちょうせき)は、「ムーンストーン」(moonstone)とも呼ばれ、一般的に言う長石類の外観の美しいものが宝石類に分類されたものである。そもそもの語源は、透明度の高い長石類にカボション・カットを施すことによって得られる青や白の光沢を月光に見立てたことによる。特に青色のシラー効果をもつものを「ブルームーンストーン」と呼んでいる。元来スリランカで稀に産出するする淡い青色のムーンストーンをブルームーンストーンを呼んでいたが、その後インドなどで産出される長石もブルームーンストーンと呼ばれるようになっため、特にスリランカ産の青色のムーンストーンを「ロイヤルブルームーン」と呼んでいる。ほかに、七色の光をはなつものがあり、これをムーンストーンレインボーと呼び、さらに青色の光があると、ロイヤルブルームーンストーンレインボーと呼ぶ。 古代からムーンストーンには、悪霊を祓い、予知能力を高めストレスを和らげ愛をもたらすと信じられていた。6月の誕生石である。