最小公倍数
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最小公倍数(さいしょうこうばいすう)は、二つの整数に対して、どちらの倍数にもなっている最小の自然数をいう。どちらかが 0 であるときには、最小公倍数は 0 とする。最小公倍数は、LCM (Least Common Multiple) と略されることが多い。整数 a, b の最小公倍数を lcm(a, b) と表す。例えば、lcm(12,18) = 36, lcm(17,11) = 187 である。
最小公倍数の計算には、最大公約数 GCD (Greatest Common Divisor) を用いて行う。どちらも 0 でない整数 a, b に対して、最小公倍数は、最大公約数 gcd(a, b) を用いて、
と書ける。