日面通過
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日面通過(にちめんつうか)または太陽面通過(たいようめんつうか)とは、内惑星(水星、あるいは金星)が見かけ上、太陽の表面を通過する現象をいう。これは太陽と内惑星と地球が一直線に並んだときに見られるもので、水星、金星にのみみられる天体現象である。水星、金星は太陽に比べ大きさがかなり小さいので、小さな黒い点がゆっくり太陽の表面を移動していく形で観測される。
ヨハネス・ケプラーは、1627年に初めて、金星の日面通過が1631年12月6日に起こると予想した。
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[編集] 金星の日面通過
金星の日面通過は、122年、8年、105年、8年の周期でおきる。地球と金星の軌道の交差は6月と12月におきる。
- 2117年12月10日
[編集] 水星の日面通過
水星の日面通過は、地球と水星の軌道が交差する5月と11月におきる。
[編集] 観測できる日面通過の表
金星 | 地球 | 火星 | 木星 | 土星 | 天王星 | 海王星 |
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水星 | 水星 | 水星 | 水星 | 水星 | 水星 | 水星 |
金星 | 金星 | 金星 | 金星 | 金星 | 金星 | |
地球 | 地球 | 地球 | 地球 | 地球 | ||
火星 | 火星 | 火星 | 火星 | |||
木星 | 木星 | 木星 | ||||
土星 | 土星 | |||||
天王星 |
- 小惑星の日面通過
- バルカンの日面通過
惑星が他の惑星の前面を通過する現象については、掩蔽も参照。
[編集] 関連項目
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