日本学生野球憲章
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日本学生野球憲章(にっぽんがくせいやきゅうけんしょう)は、学生野球の健全な発達を図ることを目的とする憲章である。 日本学生野球協会は、この憲章を誠実に執行するために、憲章第二条に基づき設けられている。
この憲章では、プロ野球選手が高校、大学野球の選手を直接指導すること、並びにプロ野球関係者がそれらに金品などを授受することを厳しく禁止している。また社会人野球のチームでもプロ野球選手経験者、あるいはタレントが関与しているチームとの対戦も禁じられている。但し、近年は一部条件付きであるがプロ選手経験者が、その選手の母校(出身校)に限り学生野球に登録している選手との合同トレーニングや、OB経験者によるイベントという形での直接指導が行われている。
また、商業目的のコマーシャル(日本オリンピック委員会・選手強化キャンペーンの協賛企業も含む)やテレビのバラエティーなどの番組出演も禁止するなど厳しく規制している。(その項参照)
2004年8月、某大学野球部在籍中の選手に対し、巨人、横浜、阪神のスカウトが2003年末からこの事件発覚時までの間に現金を供与し、この憲章に牴触する事件が起きた。