押忍!闘え!応援団
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押忍!闘え!応援団 (Elite Beat Agents) |
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ジャンル | 音楽ゲーム |
対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | イニス |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1~4人 |
メディア | DSカード |
発売日 | (JP) 2005年7月28日 (US) 2006年11月6日 |
価格 | 4,800円(税込) |
対象年齢 | CERO: 全年齢 ESRB: E10+ |
『押忍!闘え!応援団』(おす!たたかえ!おうえんだん、Elite Beat Agents)は、任天堂が2005年7月28日に発売した、ニンテンドーDS向けのゲームソフトである。開発元は、コーエーより発売されたプレイステーション2用ソフト『ギタルマン』を製作したiNiS。
2006年11月6日に、設定を海外向けにした北米版『Elite Beat Agents』が発売された。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ゲーム内容
このゲームは、世の中の困っている人をどこからともなく現れる応援団達が応援することで助けるというリズムアクションゲームである。プレイヤーは下画面のタッチスクリーンに表示されるマーカーをタイミング良く叩くことにより、減り続ける気合ゲージを曲が終了するまでに維持できればクリアとなる。あとに出現する楽曲(譜面)ほど、マーカーの数、出現スピード、気合ゲージの減少スピードなどが増加し、難しくなっていく。
上画面では各楽曲ごとに用意されたストーリーにあわせたデモが表示され、楽曲のインターバル(プレイしない部分。下画面は暗転する)では、ゲージ残量に応じてストーリーの途中経過が流される。
なお使用曲は全てボーカルが入っているが、『メロディー』(175R)以外の曲は本人が歌っているものではない。
[編集] 難易度
- 気軽に応援
- 新入団員の田中一がメインとなるモード。マーカーのスピードはそれほど速くないので、ミスを連発さえしなければ余裕を持ってクリアできる。しかし、最終面はかなり難しくなっており、音ゲーがそれほど得意ではない人であれば10回以上はリトライしないとクリアできないほどの難易度である。
- 果敢に応援
- 応援団のリーダー、一本木龍太がメインとなるモード。「気軽に応援」に比べるとマーカーの出現する量やスピードが増え、ある程度の慣れが必要になってくる。
- 激烈に応援
- 団長・百目鬼魁がメインとなるモード。「果敢に応援」をクリアすることで選べるようになる。マーカーの出現が非常に速く、特に最終ステージでは300点を連続して出せなければゲームオーバーとなるほどの難易度である。何回かのミスはゆるされるが、たとえノーミスでも100点や50点が頻出するようでは気合ゲージがどんどん下がっていきクリアできないので、300点を連発できるように練習することが最終面クリアへのコツである。実際に8回ミスしてもぎりぎりでクリアすることができたので、どうしてもクリアできないという方は300点を出すための精度を高めるべきであろう。
- 華麗に応援
- チアガールズが応援するモード。「激烈に応援」をクリアすることで選べるようになる。譜面は「激烈に応援」の点対称譜面(一部違いあり)だが、このモードではマーカーが今までよりも小さくなりマーカーの出現も遅いので、最初のステージからかなり難しくなっている。
[編集] 曲目
曲のアンロックは数段階に分けて行われ、アンロックされた曲全てをクリアすることで次の段階の曲がアンロックされるようになっている。全15曲。
- ステージ1
- ループ&ループ (ASIAN KUNG-FU GENERATION)
- ボーカル:麻田キョウヤ
- ステージ2
- 恋のダンスサイト (モーニング娘。)
- ボーカル:久保田薫、小林文、ヤジマユウコ、生天目真里、岡林暁奈
- ガッツだぜ!! (ウルフルズ)
- ボーカル:竹内浩明
- メロディー (175R)
- ボーカル:175R
- ステージ3
- リンダ リンダ (THE BLUE HEARTS)
- ボーカル:島田大作 (Benvenuts)
- ココロオドル (nobodyknows+)
- ボーカル:BUGASHMAN、CANTAMAN、MOSS、MOUSE-P、SAUSEN
- 熱き鼓動の果て (B'z)
- ボーカル:木村徹志
- スリル (布袋寅泰)
- ボーカル:竹内浩明
- ステージ4
- 大切なもの (ロードオブメジャー)
- ボーカル:NoB
- 狙いうち (山本リンダ)
- ボーカル:久保田薫
- One Night Carnival (氣志團)
- ボーカル:今井景 (South 2 Camp)
- ステージ5
- Over The Distance (矢井田瞳)
- ボーカル:川島亜矢子
- ステージ6
- 太陽が燃えている (THE YELLOW MONKEY)
- ボーカル:柳迫満
- 上海ハニー (ORANGE RANGE)
- ボーカル:BUGASHMAN、CANTAMAN、MOSS、MOUSE-P、SAUSEN、mimi、アカサナジャー
- 最終ステージ
- READY STEADY GO (L'Arc~en~Ciel)
- ボーカル:木村徹志
[編集] 登場キャラクター
[編集] 応援団員
- 一本木 龍太(いっぽんぎ りゅうた)
- 応援団のリーダーで熱血漢。応援団側をメインとするならば本作の主人公とも言える。ちょんまげとツッパリヘア-が融合した様な独特のヘアースタイルを通している。
- 斉藤(さいとう)
- 角刈り&眼帯という容姿。鈴木と共に一本木・田中・百目鬼のモードで両脇を固める。見た目に反して優しい性格で動物好き。
- 鈴木(すずき)
- 金髪&モミアゲ付きモヒカンという容姿。斉藤と共に一本木・田中・百目鬼のモードで両脇を固める。同じく動物好きで涙もろい。
- 百目鬼 魁(どうめき かい)
- 応援団の頼れる団長。自分にも他人にも厳しい。外見は高校生離れしている。応援団のマークも、何処かの校章だという設定があるわけではない。
- 田中 一(たなか はじめ)
- 丸坊主・眼鏡。エリートコースを歩んでいたらしいが、頭を丸め応援団に入団。
[編集] チアガールズ
- 雨宮 沙耶花(あめみや さやか)
- ストレートロングヘアーの昔ながらの典型的美少女。
- 神田 葵(かんだ あおい)
- 小柄で ツインテールの眼鏡っ娘。不器用なドジッ娘タイプ
- アンナ・リンドハースト(あんな・りんどはーすと)
- 金髪のナイスバディだが無表情。競馬のステージでは競馬新聞を手にしていた。
[編集] その他
- アナウンサー
- 競馬場、ラーメン屋など出演回数も多くセリフも多い。
- 風林静山
- 焼き物のステージの主役。海原雄山をイメージし、風林火山を捩った名前。
- クレオパトラ
- 古代ステージの主役で女王。ピラミッドパワーでダイエットに成功した(贅肉が無くなるというレベルではなく骨格すら変わっているように見える)。恋人のアントニーとはマルクス・アントニウスと思われる。
- 田中 ヤスシ
- ラーメン屋のオヤジでラーメンステージの主役。通称タン・ヤオ。田中一との関係は不明。彼よりも彼と一緒にいる猫の方が人気がある。
- 山形 幸子
- OLステージの主役。最後に眼鏡を取る。
- ネズミ型巨大生物
- 何しに来たのか、どこに名刺を持っていたのかは謎。
[編集] 北米版「Elite Beat Agents」
2006年11月6日発売。タイトルは「Elite Beat Agents」で、ゲームシステムは「応援団」と同じだが、ストーリーやキャラクター設定が一新されており、リトライ時にイントロがスキップできるなどシステム面も改善されている。収録曲も「応援団」とは異なり洋楽である。英語版の記事も参照。「応援団」のカルト的な人気から、日本でも都市部を中心に並行輸入販売された。
[編集] ストーリー
Elite Beat Agents(EBA)は政府の秘密機関。その存在を知る者はほとんどいない。元CIAエージェント・カーン司令は世間に困っている人がいないか日々目を光らせ、困っている人を発見するとEBAの精鋭たちを呼び寄せて「応援」を指示する。EBAの「応援」から繰り出されるグルーブには人間の潜在能力を覚醒させるパワーがあり、難局を乗り切らせることができる。
[編集] 曲目
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[編集] 外部リンク
- 押忍!闘え!応援団(任天堂公式ページ)
- Elite Beat Agents(Nintendo of America)