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『我が名は海師』(わがなはうみし)は、ビッグコミックスピリッツで連載されている武村勇治、小森陽一による漫画作品。
[編集] ストーリー
- 海上保安庁の潜水士となった難波麟太郎は、初出動直後に父親の急逝を知らされ、地元・門司へ戻ることになる。だが、そこで待っていたのは父親が遺した15億円もの借金と、家業の「難波サルヴェージ」を息子に譲るという遺書だった。サルヴェージ業を、そして父親を嫌っていた麟太郎だったが…。
[編集] 登場人物
[編集] 難波サルヴェージ
- 主人公。海上保安庁の新米潜水士だったが、急逝した父の遺言で家業の「難波サルヴェージ」を譲られ、社長になる。人情にもろく、そのせいで報酬の少ない仕事を掴まされることも少なくないが、そのまっすぐな性格により、仲間も多くできる。とある出来事から父との間に確執ができ、父親及びサルヴェージ業を嫌っていたが、誤解が解けた後は昔の様に父親を尊敬するようになった。天性のサルヴァーだけが持つ「先見の目」を持っている。ヒロのことは女として若干意識しているようだが、恋愛かどうかは不明。
- 「難波サルヴェージ」のサルヴェージマスター。冷静な判断と卓越した技量は大手会社のサルヴェージマスターにもひけをとらない。皆からは、「沢」「沢さん」「沢ちゃん」と呼ばれている。初期は報酬第一主義のため麟太郎とよく対立していたが、そのうち麟太郎を少しずつ認めていき、今では「難波サルヴェージ」の良き長兄役となっている。料理の腕はかなり悪い。世界的なサルヴェージ業者の「スマット」に所属していた過去があり、スマットとは因縁がある様子。
- 麟太郎の父親と共に「難波サルヴェージ」を切り盛りしてきたベテランサルヴァー。主に操船等、船上での作業を行う。麟太郎を「ボン」と呼び、暖かく見守っている。料理の腕は沢と同じくかなり悪い。
- 「難波サルヴェージ」の紅一点。モデル並みのルックスとスタイルの持ち主。5年前に麟太郎の父に拾われ、「難波サルヴェージ」に入る。母を苦しめた父親を憎んでいるために男性不信だったが、とある仕事を経て麟太郎を信用するようになった。沢と同じく「スマット」と因縁がある。借金を取り立てに来る日曜銀行の斉藤が苦手(全員苦手だが、ヒロは特に)で、彼が登場すると大抵鳥肌を立てながら離れていく。
[編集] 大和サルヴェージ
- 大手である「大和サルヴェージ」にて、史上最速最年少でサルヴェージマスターになった男。緻密な計算と豊富な経験に裏打ちされた技術によるサルヴェージを用いる。そのため常識外れで運頼みの難波サルヴェージのやり方を否定している。麟太郎とはまったく逆のタイプ。
[編集] その他
- 麟太郎の昔の知り合い。麟太郎が初恋の相手だったらしい。