従軍牧師
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従軍牧師(じゅうぐんぼくし)とは、または軍宗牧師とも言い、軍人の為の牧師である。他に従軍神父などがある。徴兵制度のある韓国などでは人気のある軍隊での種目でもある。民間人よりは軍機密をよく知っている牧師のほうが都合が良いことから、従軍牧師としての仕事がある。
従軍教会とは軍部隊に存在する教会で、兵士達のより自由な教会活動を約束する為に本部を国防部(韓国)や国軍(イギリス、スウェーデン)に置き、軍部隊での教会活動に重要な牧師である。従軍牧師も軍人として登録されるので、階級は大尉がほとんどである。しかし、階級が絶対の軍部隊において、少佐以上の上官からも牧師として尊敬される傾向にあり、彼らに軍紀はほとんどなく、緊張感はあまりない。
徴兵制度のある国では神学科をでて牧師の資格があれば、従軍牧師(または従軍神父)として、数年間奉仕する。国によって違うが韓国の場合、給料がもらえる。
従軍教会や従軍聖堂は時に宗教活動だけでなく、条件が整えば(広ければ)兵士達の癒しの場にもなる。兵士苦情相談所や、精神教育(軍規教育)の場としても平日には使われる。主に日曜日が種目だが、SDA(セブンスデー・アドベンチスト教会)の信者の兵士達の為にも土曜日は解放される。