広島電鉄江波線
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広島電鉄江波線(ひろしまでんてつえばせん)は、広島電鉄が保有する軌道路線で、広島市中区堺町2丁目に位置する土橋電停を起点とし、広島市中区江波西1丁目の江波電停を終点とする路線である。
江波線は、起点である土橋電停をぬけると広島市中区舟入地区を通る。舟入地区では住宅街や平和大通り、国道2号線を交差し、終点の江波電停の先には江波車庫や広電江波営業所がある。 江波線沿線には、広島市立舟入高等学校や広島県立広島商業高等学校(野球の名門「広商(ひろしょう)」)などがあり、通学にも江波線が広く使われている。
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[編集] 路線データ
[編集] 運行形態
すべての電車が1車両(単車)の電車で運行されている。朝夕のラッシュ時には3連接の電車が運行されている。(8号線/横川駅発江波行、江波発横川駅行)
朝は始発の時間を迎えると江波車庫から電車が各方面へ出発し、夜は終電を迎えると江波車庫へ電車が帰ってくる。なお、白島線の車両はすべて江波車庫の車両である。
また、毎週土曜、日曜、祝日には8号線においてレトロ電車が運行されている。詳しくはレトロ電車に乗ろう!(広島電鉄ホームページ内)を参照されたい。
[編集] 江波線の発祥
終点の広島市中区江波地区には戦時中、陸軍の射的場があった。陸軍からの要請により土橋から広島市舟入本町(現在の広島市中区舟入本町)まで開通させたものが江波線の始まりである。開通当時は単線であったが、その後複線化。 その後江波線は舟入本町から江波口(えばぐち・現在の舟入南町電停付近)まで延長され1945年には被爆による多大な被害を受けたが、復旧時には現在の江波電停前の道路上まで延長、数年後には江波車庫の完成により電停が移設され江波口から江波に改称、現在に至る。
[編集] 江波線のこれから
江波線の電停の距離について、舟入川口町電停~舟入南町電停の間はかなり離れており、並行して運行している広電バスは間に舟入小学校入口バス停があるため電車も電停の新設されるとより便利になる。 江波電停から江波三菱の間はとても離れており、並行して運行している広電バスは江波営業所から江波三菱まで路線がある。江波線も江波三菱まで延長されるとかなり利便性が増す。
[編集] 歴史
- 1943年(昭和18年)12月28日 土橋~舟入本町間が開業。
- 1944年(昭和19年)6月20日 舟入本町~江波口(旧電停)間が開業。
- 1954年(昭和29年)1月7日 江波口電停を100メートル先の現在地に移設、江波口から江波に改称。
[編集] 電停一覧
系統 | 番号 | 電停名 | 接続路線 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
2,3,6,8 | M13 | 土橋 | 広島電鉄:本線 | 中区堺町二丁目 |
6,8 | E1 | 舟入町 | 中区舟入町 | |
E2 | 舟入本町 | 中区舟入本町 | ||
E3 | 舟入幸町 | 中区舟入幸町 | ||
E4 | 舟入川口町 | 中区舟入川口町 | ||
E5 | 舟入南町 | 中区舟入南六丁目 | ||
E6 | 江波 | 中区江波西一丁目 |