市川秀男
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市川秀男(Ichikawa Hideo、いちかわ ひでお、1945年2月20日 - )は、日本のジャズ界を代表するジャズピアニスト&作曲家。スイングジャズからモダンジャズ、アヴァンギャルド、コンテンポラリーまで幅広い演奏スタイルを持ち1960年代から今日に至るまで多方面で活躍している。静岡県出身。
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[編集] 略歴
小学生からピアノを始め中学3年の時に上京し国立音楽大学付属高校に入学し作曲を学ぶ。在学中からプロのミュージシャンとして活動を開始。1966年10月『ナウズ・ザ・タイム/宮沢昭』でレコーディングデビュー。同年より当時人気絶頂のジョージ大塚(ds)トリオに参加し一躍ジャズ界から注目される。同トリオのアルバム「ページ1」「ページ2」「ページ3」の他、ロイ・ヘインズ、クリス・コナー、ジャック・デジョネットらとの共演盤や、日野元彦、峰厚介、松本浩、日野皓正、菊池雅章、増尾好秋、等のアルバムへの参加により日本のジャズシーンで不動の地位を築く。 70年、初リーダー・アルバム「ホリデー」(ローヤルレコード/後にヴィーナスレコードより再発)リリース。同年10月より日野皓正グループに参加。72年、ジョージ大塚トリオを退団し自己のトリオによる演奏活動を開始。76年よりジョージ川口率いるザ・ビッグ4に参加。79年、ダイレクト・カッティングによるアルバム「ダイレクト・ピアノ」(CBSソニー)リリース。80年、富樫雅彦、鈴木勲と共にユニット「トリニティー」を結成し「ワンダーランド」「微笑み(スマイル)」の二枚のアルバムを発表。近年も精力的にアルバムをリリースし、富樫雅彦、斉藤ねこ、中川昌三、村上秀一、赤松敏弘、五十嵐一生等との共演も行っている。 作編曲家としての活動は映画音楽、テレビドラマ、劇場音楽、CM、スタジオ等膨大な数の履歴がある。
[編集] ディスコグラフィー
リーダーアルバム
- 1970年アルバム「ホリデー」(ヴィーナス・レコード/ロイヤル・レコード原盤)
- 1971年アルバム「ロック・ジョイ・ピアノ」(日本ビクター)
- 1974年アルバム「ソロ&トリオ」(スリー・ブラインド・マイス)
- 1976年アルバム「明日への旅立ち(TOMORROW)」(スリー・ブラインド・マイス)
- 1976年アルバム「インヴィテーション」(RVC)
- 1976年アルバム「スカイス・クレイパー(SKYS CLAYPER)」(テイチク)
- 1977年アルバム「オン・ザ・トレイド・ウインド」(CBSソニー)
- 1979年アルバム「ダイレクト・ピアノ」(CBSソニー)
- 1980年アルバム「ワンダー・ランド/The TRINITY」(ビクターRVJ)
- 1980年アルバム「妖星伝」(日本コロムビア)
- 1990年アルバム「微笑み(SMILIE)/The TRINITY」(ヴィーナス・レコード)
- 1994年アルバム「ジャズ」(ヴィーナス・レコード)
- 2003年アルバム「市川秀男の世界I(PARHELION~幻日~)」(アップアップレコード)
- 2003年アルバム「市川秀男の世界II(あ、雨が,,,,)」(アップアップレコード)
- 2005年アルバム「市川秀男の世界III(MILKY WAY)」(アップアップレコード)
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
カテゴリ: ジャズ・ミュージシャン | 日本のジャズ・ピアニスト | 静岡県出身の人物 | 1945年生