岩城完之
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岩城 完之(いわき さだゆき、1935年 - )は社会学者。専門は地域社会学、社会・生活史、社会調査論。東京都出身。1957年東京学芸大学学芸学部卒。引き続き、青井和夫の下で東京学芸大学助手を勤め、産業立地センター、和光大学、北海道大学、山梨大学などを経て、関東学院大学文学部教授。その他にも非常勤講師多数。北大時代は、布施鉄治グループとたくさんの共同研究を行った。その堅実な社会調査に基づく講義と、穏和な雰囲気、特徴のあるやや高い口調はどの大学でもまじめに社会学に取り組む学生を惹きつけた。また同僚からの信頼も厚かった。山梨大学時代は電車の中での多読で知られていた。関東学院大学の定年後も研究発表が期待され続ける社会学者である。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『都市社会変動と生活過程』(時潮社, 1994年)
- 『レイモン・アロン』(東信堂,2001年)
- 『グローバリゼーションと地域社会変動』(関東学院大学出版会,2005年)
[編集] 編著
- 『社会学方法論』(御茶の水書房,1983年)
- 『産業変動下の地域社会』(学文社,1996年)
- 『城南工業地帯の衰退と地域社会の変容』(こうち書房, 2000年)
- 『企業社会への社会学的接近』(学文社, 2006年)