岩井志麻子
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岩井志麻子(いわい しまこ、1964年12月5日 - )は、日本の小説家。本名同じ。岡山県和気郡和気町生まれ。岡山県立和気閑谷高等学校卒業。
高校在学中の1982年、第3回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入選。少女小説家を経て、1999年短編『ぼっけえ、きょうてえ』が選考委員の絶賛を受けて、日本ホラー小説大賞を受賞。
ライトノベルから一般小説へと転進した作家の代表であるが、本人は「竹内志麻子時代のことにふれることは川島なお美に『お笑いマンガ道場』出演時代のことを触れるようなもの(笑)」と語る。だが小説版『花より男子』は名義変更後も再版されていて、クレジットは旧名のままだが、経歴欄には現在の名義が明記されている。また、竹内志麻子名義で作品を発表していた頃『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の45巻のあとがきを書いている。
『新潮45』に連載中の『どスケベ三都物語』で私生活暴露中。
目次 |
[編集] 略歴
- 1964年 岡山県和気郡和気町に生まれる。
- 1986年 少女小説『夢みるうさぎとポリスボーイ』で作家デビュー(この時は本名の竹内志麻子名義)。
- 1998年 結婚。岩井志麻子となる。
- 1999年 『ぼっけえ、きょうてえ』で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。この年、単身上京(その後、離婚)。
- 2000年 『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞。
- 2002年、『岡山女』で第124回直木賞候補となる。同年、『trái cây〔チャイ・コイ〕』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞を受賞。
- 近年、テレビ番組『踊る!さんま御殿!!』などで半生を赤裸々に語るトークや「エロくて変なオバチャン」を自称する強烈なキャラクターが注目を集める。
- 2005年秋季まで、『2時ワクッ!』(関西テレビ)に木曜レギュラーとして出演。現在は『5時に夢中!』(東京MXテレビ)の木曜レギュラー。また2000年4月から「KSBスーパーJチャンネル」(瀬戸内海放送)の金曜コメンテーター(番組紹介ではレギュラーゲスト)でも出演。
[編集] 作品リスト
- 竹内志麻子名義(小説、ノヴェライズ)
- 『夢みるうさぎとポリスボーイ』
- 『そこで、そのまま恋をして』
- 『青い月の恋人たち』
- 『人魚たちの子守唄』
- 『どんな恋にも美人なあたし』
- 『ひと夏の迷い子たち』
- 『制服のマリア』
- 『花より男子』(1~15)
- 『パッションガールズ』
- 竹内志麻子名義(エッセイ集)
- 『空にキス』
- 岩井志麻子名義(小説)
- 『ぼっけえ、きょうてえ』
- 『岡山女』
- 『夜啼きの森』
- 『邪悪な花鳥風月』
- 『魔羅節』
- 『自由戀愛』
- 『がふいしんぢゆう』
- 『trái cây(チャイ・コイ)』
- 『黒焦げ美人』
- 『楽園(ラック・ヴィエ)』
- 『女學校』
- 『悦びの流刑地』
- 『薄暗い花園』
- 『痴情小説』
- 『べっぴんぢごく』
- 岩井志麻子名義(エッセイ集、対談集)
- 『東京のオカヤマ人』
- 『猥談』
- 『志麻子のしびれフグ日記』
- 『ぼっけえ恋愛道』
[編集] 映像作品
- 『ファンタズマ~呪いの館~』(企画監修)
- 『インプリント ぼっけえ、きょうてえ』 (映画)
- 『シベリア超特急3』(出演)…岩井はこの映画に多大な衝撃を受け、「私の人生は『シベ超(を見る)前』と『シベ超後』に分けられる」と発言している。