岡山天体物理観測所
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岡山天体物理観測所(おかやまてんたいぶつりかんそくじょ)は、岡山県浅口市にある天文台である。運営は自然科学研究機構国立天文台により行われている。
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[編集] 沿革
以降、正式に大学共同利用機関として観測所の運営が行われることになった。
[編集] 観測所の望遠鏡
- 188センチ反射式望遠鏡
- 91センチ反射式望遠鏡
- 50センチ反射式望遠鏡
- クーデ型太陽望遠鏡(運用停止) 現在の国内における太陽光学観測の中心地は、京都大学理学系研究科附属飛騨天文台で行われており、そちらを中心とした研究体制が充実しているため。
[編集] 観測所の主目的
- 観測所の主目的は、「日本の光学赤外線天文学の国内観測拠点として、全国大学共同利用を推進する」ことである。
- 共同利用は、188センチ反射望遠鏡を中心に行われている。188センチ望遠鏡では、高分散エシェル分光器(HIDES)、赤外線多目的カメラ(ISLE)が稼動しており、光学分光観測と赤外線観測を主として観測が行われている。
- 赤外線領域の観測を拡充するための、91センチ反射望遠鏡を改造し赤外線超広視野カメラとする準備を行っている。
- 東京工業大学のグループと共同で、50センチ反射望遠鏡(通称:岡山MITSuME望遠鏡)が新たに設置され、緑・赤・赤外(G/R/I)領域の観測に重点を行った観測を行っている。
- これまで行ってきた、測光観測は、新たな観測装置の開発によって、同時に行えるようになっている。
[編集] 一般公開
平日・休日を問わず、午前9時から午後4時30分まで、原則として可能である。ただし、次の場合には見学不可となる場合がある。
- 光学反射望遠鏡を用いた観測所のため、主鏡の蒸着中は見学ができない。
- 所内の工事等のため、安全に配慮して見学不可とする箇所がある。
[編集] 所在地
- 岡山県浅口市鴨方町本庄3037-5